『テンカウント』３巻は今後へ向けて大事なステップだ！！

繊細さはそのままに

１巻は非常に細やかで、心理性の高いストーリーでした。

潔癖症で、人とうまく接することもできない自分を持て余す主人公と
それを治そうと救いの手を差し伸べる男。
でも実は、その男は自分の性と良心の間で苦悩していました。

２巻で一気にふたりの距離が縮まり、
「好意」を自覚すると共に、
相手に対する欲が抑えられなくなってきます。
ストーリーも驚くほどの進展でした。

３巻。どうなるのかと期待していたら、
ちょっとこれまでの流れとは違う方向に大進展します。

心の揺れを繊細に描いてきたこれまでのお話はひとまず置いといて、
性的調教が行われます。

ひょっとしたらこれも治療の一環？
セックスというのは、相手に触れる行為です。

潔癖症で、相手に触れないという人間が
誰かを好きになる。

そこから実際に相手に触れるには
相当の苦痛と努力を要するんだろうな……。

と考えると、
この展開は必要不可欠なフェイズなのかも知れません。

宝井理人さんの繊細なストーリーを好きなファンからは
ちょっと……、という感想が寄せられているようですが、

今後、このふたりがさらに心のキヅナを持つために
３巻のこのステップは大切なのではないか、

と思います。



【コミック】


テンカウント (1) (ディアプラス・コミックス)

2014/3/29発売　¥648


テンカウント (2) (ディアプラス・コミックス)

2014/9/30発売　¥680


テンカウント (3) (ディアプラス・コミックス)

2015/2/28発売　¥680



【ドラマCD】

ドラマCD　テンカウント 1（10count 1）


キャスト：城谷忠臣／立花慎之介 、 黒瀬陸／前野智昭 、三上／福島潤　他

そしてただいま「テンカウント２」の製作も進行中だそうで、
2015年後半発売予定だそうです。



本はかさばって嫌だ、と言う場合は電子書籍もある。
でも買うのもね……というときには、レンタルがあります。
どうぞ↓

　
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