『おはようとおやすみとそのあとに』(コミック)に見るふたりで生きてくっていう純情 [a little soft]
まず、タイトルの『おはようとおやすみとそのあとに』というのと
表紙の画を見たとき、
ん? これは男の子と男っぽい女の子のお話?
と思いました。
みつけたきっかけは完全にBL枠外。
なんとなく『おはようとおやすみとそのあとに』とこの画に惹かれて買っちゃったのですが、
とてもいいじゃないですか。
BLに「清い」という言葉があっているのかどうかの判断は別にして
この主人公たち二人は、とても純粋にお互いを想い合っているという空気が
作品全般に漂っています。
読んだ後、心がほんわかします。
それでいてしっかりエッチなムードもある。
いや、純粋だからこそエロいということもあるのだろうか。
とにかく、とても良い。好きですねえ、こういうの。
展開が早い!というか、端折ってる感はあるものの
かといって、ここ引っ張ってもダラケルだけかな………などと
自分なりに構成を検討してみたりなんかした結果、
やっぱりこのままでいいんじゃない?
作者の波真田かもめ(はまだかもめ)さん、よく考えてのことなんだね、と
納得した次第です。
普段ベタベタ、ぬたぬた三昧の人でも
この作品は好きだっていう確率高いと思いましたねえ。
こういうの、たまに読みたいです。ほんと。
おはようとおやすみとそのあとに (フルールコミックス)
おはようとおやすみとそのあとに 2 (フルールコミックス)
おはようとおやすみとそのあとに 3 (フルールコミックス)
おはようとおやすみとそのあとに (4) (フルールコミックス)
『教師も色々あるわけで』シリーズ(ビーボーイコミックス)[コミック]+[ドラマCD] [a little soft]
少女漫画的画風と男臭さの同居
初めてこの作者、大和 名瀬 さんの画を見たとき、
なんだか昔読んだ少女漫画の誰かの画に似てる……
そんな印象を持ちました。
お話の展開も、何となく少女的というか、
エッチなことしてもエッチ臭くないというか、
とにかくやさしいのです。
BLを読んでる最中によくあるムズムズ感よりも
少女漫画を読むときのキュンキュン感が勝ちます。
で、そういう感情に心を委ねていると、
知らぬ間にかなり男らしい行為を素通りしているような……。
やっていることは非常にエロい、男臭いことなのに
全然いやらしい感じがしないのですね。
不思議です。
キャンディキャンディのアンソニーが
オイタされてるような気になるのは、わたしだけでしょうか。
大和 名瀬 さんというと、何となく「ショタ」専門のような
イメージで語られますけど、
これはちゃんと大人同士。
しかも同僚の教師。
しかも超真面目なストレート男。
設定は文句なしに面白いです。
では、ご感想お聞かせください。
まだまだ続きもあるようです。
[コミック]
教師も色々あるわけで (ビーボーイコミックス) 2008年9月10日発売
教師も色々あるわけで2 (ビーボーイコミックス) 2010年4月10日発売
最恐教師~教師も色々あるわけで (ビーボーイコミックス) 2011年8月10日発売
最恐教師~教師も色々あるわけで~2 (ビーボーイコミックス) 2012年7月10日発売
最恐教師~教師も色々あるわけで~ 3 (ビーボーイコミックス) 2014年8月9日発売
[ドラマCD]
教師も色々あるわけで 2009年5月8日発売
教師も色々あるわけで2 2010年12月28日発売
最恐教師~教師も色々あるわけで~ 2013年1月28日発売
キャスト:多岐川恭/諏訪部順一、杉田智和/古森忠道、
伊吹隆哉/川原慶久、藤田孝紀/岸尾だいすけ 他
タグ:ビーボーイコミックス